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自社掲載記事REPORT

2003年6月6日 日本経済新聞


「鋼材のコンビニ」活況呈す

- 全国展開視野に急成長 -

 特殊鋼のコンビニエンスカンパニー。鋼材商社の深江特殊鋼(広島県福山市、木村久男社長)は自らをこう標榜(ひょうぼう)する。 鋼材販売にとどまらず、中小金型メーカーから機械加工作業を積極的に引き受け急成長。全国展開も視野に入れ始めた。
 取引先企業は金型メーカーのほか、自動車部品メーカー、造船会社など千二百社。鋼材出荷と機械加工は二十四時間対応で、 鋼材は午後四時までの注文なら切断して翌日に届ける。それを支えるのが、最新鋭設備を備えた福山市内の二拠点だ。
 鋼材倉庫のFAセンターは1996年の稼動。西日本で最大の在庫量を誇り、自社開発の自動切断ラインを備える。入庫時に寸歩、形状、長さに加え、 材質を自動判定。切断完了時には鋼材に納入先の企業名、材質、注文番号などを印字して出荷する。
 2000年稼動の機械加工工場、テクノメタルセンターはさらに上を行く。6面フライス加工機や数値制御の深穴開け機、大型旋盤、マシニングセンターなどが 所狭しと並ぶ。
 6面加工機は搬送ロボットが加工対象物を次々と送り込み、機内でワークが自動回転する独自方式。深穴開け機は深さ13m、直径30cmの穴開け作業まで対応する。 いずれも金型加工の前段階で、中小金型メーカーの手間ひまがかかる作業を省力化できる。

 木村雅明常務(現副社長)は「取引先の大部分を占める中小企業が『あると便利』と思う設備を導入した。取引先との共同所有との位置付け」と語る。 一見、過剰設備のように見えるが「投資に見合った利益は出ている」という。
 取引先のフォローも大切にしている。女性社員12人が担当企業を持ち、営業部隊と一体となっりそれぞれのニーズを探って提案している。 鋼材商社では珍しい試みだ。

 同社は44年前の創業。広島県東部に約30社ある鋼材商社としては最後発で、かつては特殊鋼を仕入れて金型メーカーに販売するだけだった。 ところが90年代に入り、不況による需要減を背景に価格競争に巻き込まれ利益が減少。加工部門への本格進出を図った。現在は県東部の鋼材商社のなかで 売上高でトップクラスだ。
 ただ最近の売上は年35億円前後で、数年前の40億円に比べ伸び悩んでいる。長引く不況で鋼材メーカーの値上げ分を出荷価格に転嫁するのが難しくなった。 打開のため全国展開で受注拡大に乗り出す。
 広島、岡山、九州の三営業所に加え、6月中に東大阪市に新たに営業所を開設する。名古屋と東京にも数年内に営業拠点を設ける考え。 木村常務(現副社長)は「当社のビジネスモデルは他の鋼材商社とは異なる。中国・九州地方以外でも他社と競合することなく、新たな得意先を開拓できる」 と勝算を描いている。


バナースペース

深江特殊鋼株式会社

〒721-8543
広島県福山市曙町2丁目3-17

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FAX 084-953-7611