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材料から各種機械加工(ガンドリル・BTA深穴・プレート加工・フライス加工)まで一貫対応!

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自社掲載記事REPORT

2001年8月20日 日刊工業新聞掲載


鋼材のコンビニ目指す

入庫から仕分けまで完全自動化

 金属をイメージしたシルバーの外壁。白を基調とした工場。パステルブルーの柱と設備の赤色がアクセントを加え、 深江特殊鋼(広島県福山市曙町2-4-10 木村久男社長 084-953-4500)のFAセンターは清潔で明るい雰囲気を醸し出す。
 深江特殊鋼は特殊鋼販売を手掛ける「鋼材屋」。しかし、そのスタイルは既存の「鋼材屋」とは一線を画す。 自動化を図り、正確、迅速に製品を送り出すFAセンターや顧客ニーズに合わせた加工を施し付加価値をつけるBTAマシンセンターと テクノメタルセンターがこの象徴だ。木村雅昭常務(現副社長)は「目指すのは鋼材のコンビニエンスショップ」と笑う。
 FAセンターを基本設計したのは同社だが、生産管理システムやハード面をトヨタ自動車が担当したことはあまり知られていない。 「トヨタ自動車が資本の入っていない企業でシステム化を手掛けた唯一の工場」(木村常務《現副社長》)。
 同センターは700種類以上の鋼材入庫から保管、出庫、切断、仕分けまでを完全自動化。昼間は従業員2人が常駐するが、24時間無人で稼動する。
 本社の受注管理コンピューターからデータを入力すると工場の生産管理コンピューターが生産計画を立て作業が進む。万全のチェック体制で間違いも無い。 材料の在庫管理には販売時点情報管理(POS)を採用し、資材が不足すると資材担当者のパソコンに発注データを自動送信する仕組みになっている。 こうした自動化で、同社は西日本全域で午後4時までに受注した製品は翌日納入できる体制をつくり上げた。
 BTAマシンセンターとテクノメタルセンターは顧客ごとに味付けをする調理場。「お客さんは盛り付けに専念してもらいたい」(同)という考えで開設した。 大型設備を導入しにくい中小加工業者に代わって大型BTAマシン、フライス加工機などを設備。深穴開け、切削加工を施してから製品を出荷する。
 今年オープンしたテクノメタルセンターは世界発の6面フライス加工ラインを備え、24時間無人加工も実現した。
「最近、ユーザーから『もう鋼材屋のイメージじゃない』と言われる」と木村常務(現副社長)。同社は来年、九州、関西にも加工工場を新設する。 顧客ニーズをつかみ、素早く柔軟に展開する姿勢はすでに街のコンビニエンスストアそのものになっている。


バナースペース

深江特殊鋼株式会社

〒721-8543
広島県福山市曙町2丁目3-17

TEL 084-953-4500
FAX 084-953-7611